ケイミューROOGA鉄平の施工例です。
今回、新築物件で、厚型の軽量瓦を検討されていて、ROOGAを採用していただきました。
この重厚感を表現して、重量は平形化粧スレート「コロニアル」とほぼ同等です。
詳細は、メーカーホームページ↓
http://www.kmew.co.jp/shouhin/roof/rooga/index.html
をご覧ください。
株式会社神崎建装さんの外装リフォーム現場。
外装塗装工事に加え、当社は金属サイディングによる外壁リフォーム工事を行いました。
施工前の写真がないのが残念ですが、、、、
この建物、元々外壁は窯業系サイディングで仕上げてありましたが、経年劣化で表面は
ぼろぼろで、再塗装ができない状況でした。
改修にあたっては、既存サイディングを撤去して新たに窯業系サイディングを張るという
方法も考えられましたが、既存外壁の撤去処分費用が省略でき、工期も比較的短くできる
、金属サイディングによるカバー工法の採用となりました。
要は、既存外壁を撤去せずに金属サイディングを上に張る、ということです。
金属サイディングの「軽い」という特性を生かした施工方法です。
今回使用したのは、アイジー工業株式会社のガルバロックi/モード1という製品。
金属サイディングというと、ぱっと○○デリァ~みたいなフラットなよろい葺き調のもの、、、
というのは昔の話。今は様々な柄の製品がでています。
それゆえ、建物のイメージをがらっと変えることも可能!
外装リフォームの選択肢が増えています。
↑ツートン塗装のブリック柄で、タイル張りっぽい質感を醸し出しています。
↑下から見ると、ジョイント(嵌合部分)がちょっと目立ってしまうのはまあ仕方ないですね。
意外かもしれませんが、金属サイディングは、他の外壁材よりも断熱性能が非常に高いのです。
よってこのリフォームで、建物の断熱性能が上がる!ということも期待できる!かな?
関東地方、2週連続の降雪、、、
雪に慣れていない関東人には、堪えます。
道路の雪かきと屋根の上の雪かきと、、、
腰が痛いです。
工事の日程の遅れも痛いです。
今週の雪は湿っていて重たかったせいか、カーポートの屋根が潰れるとか、雨樋が壊れるとか、各所で被害があったようです。
この辺のカーポートは、もともと積雪地の仕様ではないでしょうからね~。
たまりません
降っている最中にこまめに雪かきをするか、あらかじめつっかえ棒(柱)を立てるかの対策が必要でしょう。
雨樋の破損を防ぐには、屋根に雪止め金物をつけるのが有効です。
破損の原因は、屋根から滑り落ちる雪の塊に雨樋がもっていかれてしまうからです。
雪国なんかでは、冬は雨樋を外すか、もともと取付ないか、だったと思いましたが。
または、軒先からかなり下げた位置で取り付けてあるのを見た記憶があります。あれで、雨水を受けられるのかな~!?と思いましたが、まあ、ある程度の雨水のオーバーフォールは容認しているのでしょう、、、。
当然と言えば当然ですが、施工方法もその地域の特色があるのが面白いです。
ところで、
週刊天気予報では、今週半ばにまた雪マーク!
いい加減にしてくれ~って感じですね。
ご無沙汰しております。
屋根の勾配と屋根材の関係、以前の記事にも書きましたが、
先日、こんな現場がありました。
上の屋根、一見なんてことないように見えます。
しかも、一昨年張り替えたばかりだそうです。
が、雨漏りがします!
原因は、、、、
ここまでの緩勾配(5/100程度)の場合、棟の頂上でも屋根材を見切らず、一枚板で仕上げるのが普通なのですが、、、
聞けば、以前は、ちゃんと一枚で仕上げていたのが、改修工事の際、頂上で半分に切って、半面だけ新しく張り替えたのだそうです。
う~ん、
確かに屋根の軒から軒まで10m以上あり、屋根材成形や荷揚げは大変かなとは思いますが、、、。
この勾配で、このやり方はリスク多いかな~。
中を開けてみたところ、
棟包みのなかでは、しっかり屋根材を立ち上げ、雨漏りを防ぐ努力のあとは見られましたが、この緩勾配では、棟包みの継ぎ手や、棟包みを取り付けるためにキャップに打った釘穴部分から、雨水の侵入を許してしまうのでしょう。
で、根本的に治すには全面張り替えしかないと判断しました。
今回、垂木ピッチと屋根材ピッチが異なるので、ビスを野地板に効かすため、
あと、築年数が古い建物なので、野地板の補強の意味もこめて張りました。
この建物は、デザイン上、屋根の軒先は谷樋(内樋)になっていて、雨水はそこに流れ排出されます。
今回は、その谷樋も新しくしました。
8mちかく長いので、現場で、屋根の上で手で折り曲げて加工しました
三晃式の屋根張りの様子は、以前の記事にも何度か記載していますので省略!(笑)
このように一枚で仕上げれば、雨漏りしようがありませんよね~。
余談ですが、
本建物、築51年だそうです(驚)
その割には(失礼)、大変しっかりとしているのにはびっくりです。
↑軒の深いデザインが、建物を雨風から守ってくれているのだと思います。
設計された建築家のS先生は、81歳になられるとお伺いしていますので、これは30歳のときの仕事なんですよね。
当時の情熱が伝わってきそう、、、。
↑古民家調で
今回は、屋根改修に加え、傷んでいる木部の補修、塗装等を行う予定です。
それにしても、50年以上経った今でも存在感を保ち続けているこの建築、、、。
素晴らしい仕事だと思います。
そして、その価値をわかり、それを大切にしていこうという住まい手の意志にも感銘をうけました。
今回、そんな大切なものを受け継いで残していこうすることのお手伝いができてよかったです。
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